このブログは、中将棋や大将棋などの古将棋、変則チェス・古チェスやフェアリー駒など、             現代では忘れ去られてしまった将棋やチェスのルールや駒たちを再発見・ご紹介していくブログです。              古いものを再発見して、新しい将棋やチェスの文化を発信していけたら、という意味があります。               
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2014年06月18日 (水) | 編集 |
初心者向けの簡単な詰中将棋問題集part2です。

初心者向けの短手数ながらも、中将棋の決め方を考えるには
もってこいの問題です。

(問題1、問題3の作問は中将棋連盟の宮居氏です。)

以前の記事を読んでいない方はあわせてそちらもご覧ください。

中将棋のルールについてはコチラをご覧ください。
中将棋のルール

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前回は、獅子と飛鷲を使った詰中将棋だったので、
今回は角鷹を使った問題です。

練習問題1※一手詰
詰中将棋2_4

角鷹の動き方をしっかり把握していれば簡単。

<解答>(反転)
-------------------------
▲53鷹
獅子は正面2マスの位置に跳ぶことができるので、
盲虎が進めない場所に獅子が立つと詰みになります。

-------------------------

では、この詰ませ方を参考にして、
以下の三手詰問題を解いてみてください。

問題1※三手詰
詰中将棋2_2


<解答>(反転)
-------------------------
▲42と、△同飛、▲53鷹
11の龍によって、後手は金を前に出してと金を取ることができません。
あとは練習問題と同様です。

-------------------------

中将棋では、駒を打つことができないので、横からの攻めに意外と弱かったりします。
次は、横からの攻めを扱った問題です。

練習問題2※三手詰
詰中将棋2_1

横からです。(それしか言うことがありません)。

<解答>(反転)
-------------------------
▲21龍、△31酔、▲同龍
42や52にいる金や酔象は41のマスに下がることができません。
そのため、酔象を31に下げるしかありませんが、これは防御になりません。

-------------------------

ではこれを踏まえて…

問題2※五手詰
詰中将棋2_5


<解答>(反転)
-------------------------
▲21龍、△31酔、▲同龍、△41盲、▲62獅
目的は獅子が62に立つことです。しかし、それには52の盲虎を
移動させなければなりません。
横から龍で突っついてやれば、簡単に移動させられます。

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問題3※五手詰
詰中将棋2_3


<解答>(反転)
-------------------------
▲42と、△同酔、▲11横、△31酔、▲同横
横からの攻めを始める前に、41の地点の守りを薄くしておく必要があります。
▲42とに対し、△61玉と逃げても▲11横で詰みを免れません。
3手目に▲同馬、△61玉、▲11横も正解。

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いかがでしたでしょうか。中将棋では持ち駒を使うことができないということが、
本将棋を経験したことのある方には逆に盲点となってしまうかもしれません。

中将棋では、駒を移動させて守りを弱くすることが、
攻める時に重要なポイントだったりします。

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コメント
この記事へのコメント
持ち駒がないというのが、本将棋に慣れている身としては新感覚です。
前回の問題も含め、ひぃひぃ言いながら楽しませていただきました。
ところで問題3ですが、三手目で同龍馬も詰みになりますね。
2014/06/19(Thu) 21:27 | URL  | 道標 #-[ 編集]
道標さん
いつもご覧いただいてありがとうございます。

確かに本将棋の感覚でいくと、思わぬ手が正解だったりしますね。
問題3に関してですが、解答の中に追加しておきます。ご指摘ありがとうございます。
2014/06/19(Thu) 23:40 | URL  | A-kasaka #-[ 編集]
中将棋は、持将棋。それでも少ない方ですね。
今回の詰将棋の問題のシリーズは、中将棋だけでなく、天竺大将棋、大将棋、摩訶大大将棋を指す上でも、ほぼ寄せの基本になる問題だと感じました。
攻めに対する玉方の駒組みがどれも基本的に、まずいんパターンにほぼなっていて、そのために寄せ方が「初心者向け」になってしまっている例だからですね。
この事から、持駒ルールの有りえる、本将棋、和将棋、禽将棋、及びさいきんの小型新作将棋を除く日本の将棋では、最初の配置における、玉周りの侍従駒の配列で、意味ある分類が出来うる事が、示唆されていると思います。
中将棋は、強い駒組をするのに手数が、大将棋以上の六将棋に比べてかかる、比較的「初期配列玉薄型(欧米人の好み型)」なんですね。
上記は玉将と酔象が、一段目中央に並ばざるを得なくなっている事が大きいと思います。酔象を玉頭二段目に移すのに一手かかり、盲虎を、たとえば横に移動させ、陣を引き締めるのにに、一手以上かかる訳ですから。そして、こうなるのは、偶数升目将棋だからですね。奇数升目将棋では、初期の配列として、盲虎、酔象、盲虎と、二段目中央にやろうと思えば配列できるんですね。(大、及び摩訶大大では、実際そうしている。)
だから奇数升目将棋では、自陣の駒組の手が少なく、相手の手に搖動されて、弱い陣地になりにくい。奇数型は、玉囲い固定型になりやすいんですね。つまり奇数升目将棋=玉硬型、偶数升目将棋=玉薄型。そうであるがゆえに、偶数升目将棋、奇数升目将棋で、中将棋、大将棋、天竺大将棋・・・は、大分類しても、一応は意味が、出て来ることになるもんだなあと、この詰将棋を見て、日本の昔の将棋を理解する上で、大局的観点から納得しました。ありがとうございます。
なお、駒数だけに圧倒されたのか。玉まわりの小エリアを、注意して見ている将棋史の研究者は、あんまり居ないようですね。もともと指す気が無ければ、あんまりこの点には、気がつかないのかもしれませんが。
2014/06/20(Fri) 09:55 | URL  | 長さん #GMs.CvUw[ 編集]
>長さん
いつもご覧いただいてありがとうございます。

返信が遅くなってしまい申し訳ありません。

さて、長さんの仰る意見を簡単に整理しますと、日本の古将棋において、盤の偶数マス・奇数マスの違いが玉の囲い、および初期配置における玉硬型・玉薄型の違いを生むのではないか、したがって、偶数/奇数マスの古将棋の分類に玉硬型・玉薄型というものが適用できる、
あるいは、少し飛躍して、玉硬型・玉薄型の差が出ることを期待して、それぞれの古将棋がデザインされたのではないか、ということでしょうか。

私はこの御意見について、あまり得心がいきません。

というのも、御意見に対して2つの意見が出てしまうように思えるからです。
1.偶数マスの古将棋の初期配置は本当に玉薄型と言えるか
2.奇数マスの古将棋の初期配置は本当に玉硬型と言えるか

1について、偶数マスの古将棋は(小さい盤のものを除いて)中将棋・天竺大将棋・大局将棋が当てはまりますが、
中将棋ひとつとっても、十分に玉硬型と言えるのではないでしょうか。

確かに、玉の周り4×2マスを切り取った囲いをつくった場合、獅子1枚で攻略されてしまいますが、3段目の走り駒の守りがあるとすると、簡単に攻略できそうにありません。
また、獅子以外の駒でこの初期配置囲いを崩すのはなかなか難しいのではないでしょうか。

天竺や大局も決して玉薄型とはいえないでしょう。

2について、偶数マスの古将棋は大将棋・摩訶大大将棋・泰将棋(・広将棋)がありますが、
これも、玉硬型と差別できるかといえば、それほど固い初期配置でもないと思います。

大将棋の対局では中将棋とは逆に、3段目の守りがおろそかになって容易に獅子で詰みを生むということもありますし、初期配置における玉の囲いという意味でみれば、中将棋のそれと余り大差ないように思えます。

私の拙い意見をまとめますと、初期配置における玉の固さには、盤の偶数マス・奇数マスに関係なく、余り大差がありません。

したがって、古将棋の分類に満足できるほど有意な差はないように思えます。
2014/06/23(Mon) 23:52 | URL  | A-kasaka #-[ 編集]
大将棋は中将棋に比して、やはりディフェンス過剰だと思う。
コメントどうもありがとうございました。
大将棋。初期陣、中将棋よりやっぱり堅いと思いますよ。玉周り、2×7のすぐ外側の升目、金、銀を繰り出しても、全部守り駒が効いてますし。そのままではこの13升目は、獅子侵入不能域じゃないんでしょうか。中将棋は酔象側の盲虎頭が穴。
また、大将棋の横行は、初期配列で下段が空いているので一歩下げやすいので、確かに初期配列で横行は4段目ですが、3段目の守り、強化しやすいと思ってましたがどうでしょうね。
2014/06/24(Tue) 08:28 | URL  | 長さん #-[ 編集]
大将棋には小駒が多いので、横行の活用が意外と難しかったりします。
また、自陣が広い分、成り駒を作りやすかったり。

結局、固いか薄いかというのは、人それぞれの考え方で違うということですね。
2014/06/24(Tue) 23:16 | URL  | A-kasaka #-[ 編集]
終盤 大将棋の横行は成り防止等、守りに大活躍と認識。
大将棋指すとき、横行はめったに切らないですよ。 中将棋の横行より、大将棋の横行の方が、大切だと認識するんで。
悪狼は斥候駒で繰り出されるし、嗔猪は桂馬や仲人と組み合わせて袖の攻防に使われるし、猛牛は飛車・香車・反車・飛龍を巻き込んだ、端筋の攻防でだいたい消耗するので、大将棋でも3段目は、4段目と同様、終盤には横行だけ、ぽつんと残る事が結構あるのでは。なお、後の2者は、普通唱導集にも記録され、鎌倉時代から有名な話ではないかと思います。
2014/06/25(Wed) 08:55 | URL  | 長さん #-[ 編集]
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