このブログは、中将棋や大将棋などの古将棋、変則チェス・古チェスやフェアリー駒など、             現代では忘れ去られてしまった将棋やチェスのルールや駒たちを再発見・ご紹介していくブログです。              古いものを再発見して、新しい将棋やチェスの文化を発信していけたら、という意味があります。               
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2017年10月09日 (月) | 編集 |
ご無沙汰しています!

あーかさかです!
最近、81dojoの中将棋アプリが復活しまして、久しぶりに中将棋やってみました!(負けました)


↓棋譜はこちらです!
http://chushogi-renmei.com/client81/kifuviewer.html?kid=49

↓中将棋の対局はこちらから!
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もし、興味があればぜひ中将棋やりましょう!
twitterで呼びかけていただければ、参加できたら参加します笑

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2015年05月05日 (火) | 編集 |
本ブログをご覧いただいてありがとうございます。

また、一か月間ブログがストップしてしまいました。
申し訳ありません。

現在、コンピューター将棋の研究をしているため、
記事を書く時間が取れないでいます。

また、落ち着いたら、それに関する記事も書いていきたいと思います。

2015年04月05日 (日) | 編集 |
今回も引き続き、持ち駒のルールについて考えてみようと思います。

前回の記事では、

1.持ち駒を増やすルール
2.持ち駒を保存するルール
3.持ち駒を使用するルール

この持ち駒の3要素を考慮することによって、
どのような将棋/チェスにおいても、持ち駒のルールを導入した
変則将棋が作れるのではないかと考えます。

今回はその体で、話を進めていきたいと思います。

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中将棋を本将棋に近づけるためには

今回は、中将棋の指し感を、本将棋のそれに近づけるためには
どのような持ち駒ルールを実装すればよいかということを
中心に進めていきたいと思います。

中将棋初期配置

仮に、中将棋に本将棋と同じようなルールを実装させた場合、

1.取った駒をすべて持ち駒とする。ただし、成り駒は「不成」状態に戻す。
2.持ち駒は使わない限りなくならず、何枚でも持つことができる。
3.打った駒が「不行駒」とならない限りどこにでも打つことができる。
 必ず「不成」状態で打たなければならない。
 「二歩」は反則となる、「打ち歩詰め」は不可。

この場合、ネックとなると考えられるのが、駒の枚数の多さです。

中将棋は144マスの盤面に対して、92枚の駒があり、
駒の数/マスの数=63.8%になります。

もし、持ち駒ルールを実装するとすれば、盤上に残る駒とマスの比率を
本将棋の比率である49.3%(50%)に近づけることが必要なのではないかと思います。

92枚の駒のうち20枚は持ち駒にすることができない
とすると、きっちり50%に近づけることができます。

したがって、"朝倉将棋"のように、持ち駒にできない駒を設定する
というのが1つめのアプローチになります。
("朝倉将棋"では、初期配置に酔象が加えられているが、持ち駒にはできない)

「持ち駒を増やすルール」を変更することで、ゲームを成立させるように
できないか、ということです。

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それでは、どの駒を持ち駒として保存することを不可にさせるか、ですが、
まずは、「玉将」と「酔象」です。(朝倉将棋にしたがって)

他は、単純に強い駒から、「獅子」、「奔王」、「龍王」、「龍馬」。
ここまでで、16枚の駒を持ち駒にすることができなくなります。

残り4枚ですが、何にしましょうか。
強さの順列でいえば、「飛車」ですが、「角行」は持ち駒にできるのに
「飛車」は持ち駒にできないというのは、なんか気持ちが悪いですね。

かといって、「麒麟」と「鳳凰」を削ってしまうと、
貴重な跳び駒を持ち駒にできないことになりますし、
逆転の目も作ることができなくなってしまいます。

いったん、ここまでとしましょうか。
つまり、上にあげた16枚の駒のみ、持ち駒にすることができない、
という中将棋です。

つまり、

1.規定の16枚の駒を除き、すべて持ち駒にすることができる。
2.持ち駒は使わない限りなくならず、何枚でも持つことができる。
3.打った駒が「不行駒」とならない限りどこにでも打つことができる。
 必ず「不成」状態で打たなければならない。
 「二歩」は反則となる、「打ち歩詰め」は不可。

この将棋、意外と泥仕合将棋になりやすいのではないかと思います。
なぜなら、依然として、駒台には大量の駒が載るので、
防御もしやすくなるのではないかという懸念からです。

また、16枚の駒を持ち駒にできないとはいっても、
これらの駒が盤上から消えるまではやはり時間がかかるので、
最終盤であっても、駒とマスの比率が50%にはならないかと思います。

あるいは、「猛豹」や「盲虎」、「横行」、「竪行」、「反車」
までを持ち駒にできないとすると、持ち駒の数が少なくなりますが、
ゲームバランス的にはちょうど良くなるかもしれません。

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持ち駒にできない駒を増やす代わりとして、
別の制限を考えてみるとすれば、

持ち駒を作ることができる駒を制限する、というものです。
先ほど、持ち駒にすることができる駒を減らすことについて考えてみましたが、

今度は、特定の駒で取った場合のみ持ち駒にすることができる
という制限を考えてみます。

たとえば、「歩兵」、「銀将」、「金将」、「香車」、「角行」、「飛車」
の本将棋に登場する駒(およびその成り駒)のみ、駒を取った場合にその駒を
持ち駒にすることができるとしてみましょう。
(歩兵は含めるべきではないかもしれません。戦端が開きにくくなる懸念があります)

この場合の持ち駒ルールは、本将棋のように重要なものではなく、
あくまでオマケ要素的な扱いですが、
戦略的には、普通の中将棋と大幅に変わるのではないでしょうか。

このルールでは、
1.規定の駒が取った駒のみ、持ち駒にすることができる。
2.持ち駒は使わない限りなくならず、何枚でも持つことができる。
3.打った駒が「不行駒」とならない限りどこにでも打つことができる。
 必ず「不成」状態で打たなければならない。
 「二歩」は反則となる、「打ち歩詰め」は不可。

となります。

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3要素の中で2番目の要素としている、持ち駒を保存するルールについても、
取り入れてみようと考えたのですが、

こちらについては、"資本還元将棋"を参考にして、
例えば、駒台に乗る駒の枚数の上限を10枚としてしまって、
それ以外で取った駒に関しては取り捨てとする。

というような、ルールしか思いつくことができませんでした。
あまり面白くなさそうなので、ボツですね。

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今回は、中将棋に持ち駒ルールを導入する際の、
制約について考えてみました。

この制限に関しては、あくまで机上の論なので、実際にやってみて
面白いかどうか、あるいは、複雑すぎないかという懸念はあります。

持ち駒のルールについては、またいずれ深く研究してみたいと思います。
テーマ:将棋
ジャンル:趣味・実用
2015年03月22日 (日) | 編集 |
本将棋では、取った駒を自分の駒として再使用することができます。

このルールは、他の将棋やチェスにはない、本将棋ならではの
独自性の強いルールと言えるでしょう。

持ち駒のルールは、駒を好きなところに打つことができる
という意味で、局面の不確定性を上げる重要な要素です。

ただ、本将棋のように、取った駒すべてを打つことができる、
というようにしてしまうと、中将棋やその他大規模な将棋では、
対局がただ長くなってしまうだけの要素になってしまうと考えられます。

今回はこの『持ち駒』ルールをほかの将棋やチェスに導入するとすれば、
どのような形で導入することができるか、ということを考えていきたいと思います。

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持ち駒ルールを考える上では、抑えておかなければならないポイントが
3つあると考えられます。

1.持ち駒を増やすルール
2.持ち駒を保存するルール
3.持ち駒を使用するルール

とくに1と3のルールに関しては、持ち駒ルールを規定するうえで
大きなウェイトを占めるものでしょう。

本将棋の場合には、
1.取った駒をすべて持ち駒とする。ただし、成り駒は「不成」状態に戻す。
2.持ち駒は使わない限りなくならず、何枚でも持つことができる。
3.打った駒が「不行駒」とならない限りどこにでも打つことができる。
 必ず「不成」状態で打たなければならない。
 「二歩」は反則となる、「打ち歩詰め」は不可。

本将棋の持ち駒のルールは噛み砕いてみると、
ざっとこんなものでしょうか。

2のルールに制限を加えた『資本還元将棋』では
持ち駒が5枚を超えてしまうと、負けになってしまうという制約が加わります。

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中将棋の変則において、持ち駒のルールをうまく再現させているのが
平成中将棋であると思います。
平成中将棋

平成中将棋

通常の中将棋と同じように局面をスタートさせますが、
香車や銅将など、一部の駒が最初から持ち駒の状態になっています。
駒は取り捨てなので、持ち駒が増えることはありません。

また、持ち駒は盤面のどこにでも打てるのではなく、
味方の駒が隣接しているマスにのみ打つことができ、敵陣内に打つ場合のみ
最初から成り駒として打つことができます。

したがって、
1.持ち駒は増えない。
2.持ち駒は使わない限りなくならず、何枚でも持つことができる。
3.味方の駒の周りのマスにのみ打つことができる。
 敵陣内であれば、「成り駒」として打つことができる。

このルールであれば、持ち駒を使うタイミングが重要になりますし、
強い駒が登場する将棋であっても、遜色なく、持ち駒ルールを適用できます。

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チェスの世界でも、「バグハウスチェス」のようなユニークな持ち駒ルールを持つ
チェスも考案されています。
バグハウスチェス

bughouse1.png
※画像は上記サイト「バグハウスチェス」より引用

このチェスは、2対2で2面のチェス盤を持って対局をするチェスで、
自分が取った駒をもう一人の味方が使うことができるというもの。

双方のチームのうち1人が白を、もう1人が黒を持つ。相手の駒を
取ったときは自分の駒と色が異なるため、同じチームのもう1人の持ち駒となる。

このチェスの持ち駒ルールは、
1.取った駒をすべて持ち駒とする。
 ただし、成り駒は「不成」状態に戻す。(ポーンに戻す)
2.持ち駒はチームメイトの持ち駒となり、自分は使うことができない。
3.ポーンは1段目と8段目に置いてはならない。
 必ず「不成」状態で打たなければならない。
 「二歩」や「打ち歩(打ちポーン)詰め」は認められている。

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今回は、持ち駒のルールについて、いろいろなパターンを紹介してみました。
持ち駒のルールを見直してみると、色々なルールが考案されていたり
するので、それだけでも興味深いですね。

次回は、このルールをいろいろいじくってみようと考えています。
テーマ:将棋
ジャンル:趣味・実用
2015年03月08日 (日) | 編集 |
前回の『新しい将棋/チェスを考える part1』では、
本将棋の駒の一部を和将棋の駒に置き換えて、対局を開始したら
どうなるのか、という提案をしてみました。

また、前回の記事の最後の方に書いたのですが、先手は後手に対して
果たしてどれくらい有利なのか?
という問題が浮上してきました。

=============================================

例えば、本将棋に登場する、角行と飛車であっても、
どちらがどれぐらい強いのかということは厳密にはわかっていません。

ウィキペディアには、下図のような駒の得点表が紹介されていますが、
両者での評価の値が異なってきます。

キャプチャ

単純に、動けるマスの数で考えると、

角行は8マス(角のマスにいるとき)~16マス(中央にいるとき)です。
平均をとると10.074マス。
計算式は(8*32+10*24+12*16+14*8+16*1)/81です。

飛車は常に16マスとなります。

したがって、動けるマスの多さということでいえば、
10:16というのが単純な強さの比較値なのかもしれません。
(チェスのビショップ:ルーク=3:5に近いかもしれません。)

ただ、もちろん実戦では、それ以外の要素が大きく影響してくるので
もちろん、10:16というわけではありません。

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この記事を考える上でタイムリーだったので取り上げますが、
先週、下記の動画が話題になりました。



この動画は、将棋ソフトbonanzaを使って、
一方が飛車2枚、もう一方が角行2枚を使って対局をし、
その過程を「実況」しているものです。

角行を持っている側が先手番を3回、飛車側が先手番2回の
5番勝負を行います。

動画のネタバレにはなってしまいますが、
結果として、角行側が3勝で勝利となりました。

ただし、この勝負はbonanzaの思考時間が1手1秒のため、
bonanzaの能力を最大限に活用しているとは言えません。

自分のパソコンでも、bonanzaの思考時間を1手5秒にして
対局させてみたところ、飛車5勝の角行1勝となりました。
(先後入れ替えで3局ずつ指した場合)

上の駒の得点表で表すと、
佐藤の評価で、106:110。谷川の評価で、61:65の勝負です。

得点と勝率を考えれば、妥当なところでしょうか。

もちろん、これだけの試行回数では統計的に有意な結果とは言えません。
あくまでも「参考」レベルでしょう。

…ちなみに、「馬2枚と飛車2枚で対局した場合、どちらが勝つか」
ということをbonanzaの持ち時間5秒で対局させてみましたが、
結果的には「飛車」が勝ちました。
ただし、300手以上の泥仕合になってしまったため、あまり初期配置の
違いは結果に影響していないと思われます。
(馬側が穴熊を作って、飛車側が入玉したため、結果的に飛車側が勝った)

=============================================

今回は角行と飛車の強さについて、いろいろ考えてみましたが
結論としては全くまとまっていません。

この問題については、次回も引き続き掘り下げてみることとします。
テーマ:将棋
ジャンル:趣味・実用
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